マニラのeそよ風

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第317号 2005/12/05


アヴェ・マリア!

 愛する兄弟姉妹の皆様、
 こんにちは!お元気ですか。

 愛する兄弟姉妹の皆様、そしてこれから婚姻の秘蹟によって結ばれようと準備をしている兄弟姉妹よ、私たちは、「カトリック家族とその敵について」の続きを黙想しましょう。

 今回は (21)カトリック家族の敵: 酒酔い(その4 酩酊は自分自身に反する罪) をお届けします。ごゆっくりどうぞ。

 聖母の汚れ無き御心よ、日本のために祈り給え!

 天主様の祝福が豊かにありますように!

 トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)


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カトリック家族とその敵について

----- これから婚姻の秘蹟によって
結ばれようとする兄弟姉妹に -----

(21)カトリック家族の敵: 酒酔い
  (その4 酩酊は自分自身に反する罪)


◆酩酊は自分自身に反する罪である

 酩酊は人間の自然本性に反し、カトリックの宗教に反する罪であるばかりでなく、自分自身に反する罪でもある。

 18才、19才になろうとする青年を見てみたまえ。彼の父親も母親も彼自身も酩酊するような酒を飲もうとしたことがない。彼は力と活力に満ちている。心も体もどんなことにも準備ができている。では彼にリキュール酒を飲ませてみよう。彼はすぐに酒飲みになるというわけではない。彼は通常の段階を経て少しずつしかし確実に下に落ちていく。そして彼は通常の酒飲みになる。27才あるいは28才になろうとするときには、彼の足下はよろめき、手は震え、目はかすんでいるだろう。酒飲みは自分の体を損なった。この青年は毒を盛られた。

 とりわけラム酒などを強い酒を売っている店で、今日販売されている50リットルのアルコール飲料のうち45リットルは毒だそうだ。これが体の中に入り、胃の中の胃液の壁を壊し、血液の中に吸収され、健康を損なう。この効果の強い証拠は、コレラとかチフス、黄熱病などが流行り出すと、最初の犠牲者は酒に溺れたものだ。ニュー・オリンズ、リヴァプール、ロンドン、ニュー・ヨークなどの都市の統計を見てみるが良い。これが事実であると分かるだろう。

 おお、そうだ。酒に酔いつぶれるものは健康を損なう。名声を損なう。友人を失う。妻と家族を失う。過程の幸福を失う。そしてすべてを失う。更には、これらに加えて彼は、そこから誰にも救い出すことができない奴隷になってしまう。この地上のどのような権力にも、そしてこれは大いなる敬意を込めて言うのだが、天の力にもほとんど救うことはできないようにさえ思える。人間は自分自身をこの罪によって苦しめるのである。

 この記事は、
外国語サイト リンク The Sinner's Return To God The Prodigal Son, By: Rev. Michael Mueller, Chapter 2 を参考にしました。

(つづく)


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【ノベナへのお誘い】

◎ 11月29日から12月7日までは、聖母マリアの無原罪の御宿りの祝日までのノベナ(九日間の祈り)があります。このノベナに愛する兄弟姉妹の皆様をご招待いたします。

 アジア管区では今年は管区長のクチュール神父様のご意向で次のようになります。

(1) 日本語サイト リンク 聖母の連祷
(2) 「童貞聖マリアに対する教皇聖ピオ10世の作った祈り」
日本語サイト リンク 「マニラの eそよ風」212号 をご参照下さい。)
(3)呼祷「原罪なくして宿り給いし聖マリア、*御身に寄りすがる我らのために祈り給え!」(三回繰り返す)

◎ 12月8日の無原罪の御宿りの祝日その日には、
聖母の汚れ無き御心に聖ピオ十世会アジア管区への奉献(奉献文は、次の
日本語サイト リンク 「聖ピオ十世司祭兄弟会を童貞マリアとその悲しみに満ちた汚れ無き御心に奉献する祈り」 の中の「聖ピオ十世会」を「聖ピオ十世会アジア管区」に代える)を更新します。