第316号 2005/12/04 待降節第2主日
アヴェ・マリア!
愛する兄弟姉妹の皆様、 ◎ フィリピンでのニュースをお伝えします。11月28日はサンティ神父様の亡くなって1年目で、死者のための歌ミサがありました。また11月27日からルフェーブル大司教様の写真展が、教会の受付で開かれています。 ニュー・マニラで私たちと一緒に働いている聖ピオ十世会司祭カチョ神父様のお母様が11月15日にタグビララン(ボホール島)で帰天されました。葬儀ミサはカチョ神父様によって11月24日に執り行なわれました。お母様の永遠の安らぎのために、兄弟姉妹の皆様のお祈りをお願い致します。その霊魂の安らかにいこわんことを。 フィリピン人神学生で助祭3名(Roy Dolotina, Gerald Fallarcuna and Albert Ghela)が、今年の12月27日にはオーストラリアの 聖十字架神学校 で司祭の叙階式を受けます。どうぞ、彼らのためにお祈り下さい。 ◎ アメリカから次のようなメールがありました。兄弟姉妹の皆様にお知らせするのをお許し下さい。兄弟姉妹の皆様、是非、私たちのために祈ってくれているこの家族のためにお祈りをお願い致します。 小野田神父様、 大変ご無沙汰しております。2004年の夏まで東京でお世話になりました○○○です。長い間、連絡を怠ってしまいまして、申し訳ありません。お元気でいらっしゃいますか。 簡単に○○○家のことを報告します。 我々は日本を離れたら、ニューヨークの郊外にあるグレニッチコネチカットに住まい置きました。場所は緑豊かな地域で、ニューヨーク市から電車で45分。・・・ グレニッチという町は、ピオ十世会のリッジフィールド教会から50km(車で50分程度)位離れていて、毎週の日曜日に頑張って、聖伝のミサに出ています。距離が多少ありますが、毎週通える教会があるのは恵まれた存在だと思います。□□くん(10歳)は今年の6月にめでたく初聖体をお祝いしました。ここまでこれたのは本当に小野田神父様のお陰だと思います。深く感謝します。来年は△△くんの番になります。彼は今教会の日曜学校で準備中です。・・・ リッジフィールドの教会ですが、およそ500人の信者さんが登録してありまして、かなり規模が大きいです。聖堂自体もそれなりのものです。でも、曙児童会館のミサのようなグレゴリオ聖歌隊がなくて、東京のミサの荘厳な雰囲気も頻繁に懐かしく思い出します。因みに、こちらの担当はZendejas神父様というメキシコ出身の司祭です。非常に優秀でやさしい方です。 アメリカ・ニューヨークは日本の東京のように(或いは東京以上に)完全な「無宗教社会」となりました。ビデオゲームの数々から、汚い映画、テレビ番組まで、悪への旨い誘惑が多い。このような環境で健全な心を持つ子供を育てるのは大変。我々のことが地獄への広い道を避けるため、神様が導いてくださるようにお祈りしていただければ、大変ありがたく思います。その代わり、小野田神父様をはじめ、ピオ十世会の皆様のため、我々の祈りを捧げます。 小野田神父様がニューヨーク周辺に来る機会がありましたら、ぜひお立ち寄りください。・・・ 東京の教会の皆様にもよろしくお伝えください。それからよろしかったらご一報を聞かせてください。 これから季節が寒くなりますので、ご健康のことを十分に気を付けてください。 (署名) ◎ 台湾からメールがありました。兄弟姉妹の皆様、是非、台湾の方々のため、台湾のカトリック教会のためにお祈りをいたしましょう! 小野田神父様、 ・・・日本よりはましかもしれませんが、台湾の教会の状況もよくはありません。台湾でも召命が少なく、若い神父様は韓国、ベトナム、フィリピンからの方が多いです。 因みに私の知る限りですが、日本からは台北に神言会の神父様が1人、高雄にパウロ会の修道女が2人働いております。日本と台湾の関係は宗教的にみれば決して多くはありません。・・・ 話によると、台湾に最後にピオ十世会の神父様が来られたのは約二年前だそうです。・・・ お願いですが、是非日本の信者の方に台湾でピオ十世会のミサが再び捧げられる日が来るようにという意向でお祈りを進めてください。私だけではどうにもなりません。 ◎ 今度は、日本の方からのお便りです。この方からのメールも、所々引用することをお許し下さい。 お元気でいらっしゃいますか、小野田神父様。 ルフェーブル大司教様にならい、座右の書とするために、Catechism of the Council of TrentとCatechism of Summa Theologicaの封を切りました。・・・ 神父様、今年はルフェーブル大司教様生誕100周年にして、聖ピオ十世司祭兄弟会創立35周年ではございませんか。・・・ この記念すべき年を境に、これから日本でも聖伝の信者が増えることでございましょう。 ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」の最後はこう締めくくられています。 「過ギニシ薔薇ハタダ名前ノミ、虚シキソノ名ガ今ニ残レリ。」
これは今のNovus Ordoのカトリックを表してはおりませんでしょうか。 某教区では毎年行われる叙階に沸いておりますが、その喜びは失望に終わるでしょう。 なぜならば、この数年で、非常に問題のある思想を持った司祭達が叙階されているからです。 しかし私はこれをお恵みであると考えております。 混乱はまず教区司祭担当の小教区で始まり、乱れの少なかった修道会の小教区に広がりました。 修道司祭達は何か新しい事をしなければ、と思っております。 更に現在の教会を蝕むのは、V IIの世俗精神と、今は信者の時代であり、司祭が何をやっても責任はなく、責任はすべて信者にあるという、「司祭免責論」という自己保身と監督責任の放棄の論理でございます。・・・ 世俗、自己保身、監督責任の放棄の論理は教会を切り裂き、信者は悲鳴をあげております。 Sede vacantistに対しても示されたルフェーブル大司教様の愛、批判、破門さえも恐れずに信仰を守られた勇気、そして行動力は聖ピオ十世会の4人の司教様方と神父様方に受け継がれ、それが傷ついた信者達を魅了し、真の賜物である聖伝の教えと御ミサが傷を確実に癒してくれます。 大司教様と司教様方の破門の無効性、真の教皇様への従順、聖ピオ十世会が古くて新しい真のカトリックであることを信者が知れば、確実に信者は戻ってまいります。 若者や一部のお年を召した方々は、インターネットでピオ十世会と聖伝について知ることができますが、それ以外の方々はlay missionaryである私どもの祈りと働きが重要になってまいります。・・・ 黄昏のNovus Ordo、黄金の夜明けの聖ピオ十世会、どちらが信者の救いの道具でしょうか。・・・ 愛する兄弟姉妹の皆様、そしてこれから婚姻の秘蹟によって結ばれようと準備をしている兄弟姉妹よ、私たちは、「カトリック家族とその敵について」の続きを黙想しましょう。 今回は (20)カトリック家族の敵: 酒酔い (その3 酩酊はカトリックの宗教に反する罪) をお届けします。ごゆっくりどうぞ。 聖母の汚れ無き御心よ、日本のために祈り給え! 天主様の祝福が豊かにありますように! トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭) カトリック家族とその敵について
----- これから婚姻の秘蹟によって
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