第271号 2005/03/16 御受難の第1主日の後の水曜日
アヴェ・マリア!
兄弟姉妹の皆様、
聖ピオ十世司祭兄弟会では、この夏にファチマへ償いの巡礼を計画しております。そこで、今回は、クチュール神父様からのファチマへの巡礼に関するお知らせを申し上げます。
とくに、お申し込みの期限が迫ってきておりますので、ご希望の方がおられましたら、お早めにお知らせ下さい。(アジア管区の兄弟姉妹の皆様にとって、申し込みの最終期限は2005年3月20日です。)
よろしくご検討下さい。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
2005年2月14日
聖ピオ十世会アジア管区の友人の皆様、
ほとんどの皆様がご存じのことと思いますが、聖ピオ十世会は、来る2005年8月には、ファチマに償いの巡礼を 計画しています。アジア管区でもそれに参加しますが、聖ピオ十世会の公式の巡礼の日程である8月20日から22日の後にも、ポルトガル各地の聖地およびコンポステラ(スペイン)に巡礼をする予定です。
日程と巡礼地の詳しい説明については第1部をご覧下さい。
費用については、ポルトガルまでの飛行機の費用を除いて、1495米ドルです。詳しくは第2部をご覧下さい。
飛行機代として、さらにアジアの各地からポルトガルまでの飛行機の費用を別途にご用意ください。ポルトガルから帰国する途中、パリで飛行機の乗り換えがある予定ですので、それについては第3部をご覧下さい。飛行機のルートについては後にお知らせいたします。
巡礼用の団体バスの席に限りがありますので、都合によりご希望に添えず巡礼に参加できない場合もあります。ご承知おき下さい。この巡礼についてのご連絡が遅れてしまったことをお詫び申し上げます。昨年の津波による犠牲者の救援活動に多くの労力が必要でしたので連絡が遅れてしまいました。
1997年にファチマに巡礼したときはアジアから35名、2000年のローマ巡礼には70名が参加されたように、今回も多くの兄弟姉妹の皆様がたが参加されることを祈ります。
良き熱心な四旬節をお過ごし下さい。
天主様の祝福が豊かにありますように!
ダニエル・クチュール神父
聖ピオ十世会、アジア管区長
第1部 日程
ポルトガルの聖地
フレー司教様の引率によるファチマにおける償い
2005年8月 19 — 28日
訪問地:
ファチマ、コインブラ、ギマラス、ポルト、サンチアゴ・デ・コンポステラ、リスボン
見どころ
サンタレムでの御聖体の奇跡、トマールのキリストの修道院、ファチマの聖母、ポルトガルの聖イサベラ、良きイエズスの聖堂、使徒聖ヤコボ、
アルコバカとバタラの修道院、シスター・ルチアの修道院、石のキリストの聖堂、などなど
第1日目 8月19日(金)
リスボン着
第2日目 8月20日(土)
リスボンから団体バスでファチマへ。道中、御聖体の奇跡(13世紀)の起こったサンタレムの教会を訪問。キリストの御血を入れたクリスタルの容器の前で祈りと礼拝。その後、美しい町であるトマールを訪問。トマールはグアルディム・パリによって作られた都市で、その荘厳なキリストの修道院で有名。その後、ファチマに到着。ファチマにて夕食、一泊。(D)
第3日目 8月21日(主日)
ファチマにて数千名のカトリック信徒たちが、ファチマの聖地でなされた涜聖の罪を償う。司教荘厳ミサと十字架の道行きが行われる。償いの行事の間に、ファチマの牧童たちの生家や聖母の御出現の地にアルジュルトレルとヴァリンホを訪問。かつての寒村は世界有数の童貞聖マリア様の聖地となった。聖母の汚れ無き御心は、3人の子供に、聖母の汚れ無き御心に対して犯される罪を償うことを、天主をお慰めすることをお求めになった。ファチマにて一泊。(B)
第4日目 8月22日(月)
ファチマの小聖堂で罪の償いを続ける。ファチマの以前にも聖母は御出現になっていた。フェタルの聖母、オルティーガの聖母、カザンの聖母などを訪問。
聖母マリアは、フェタル・ド・レグエンドで1人の牧童の少女に現れてこう言われた。「あなたの村の人々に、私は天主の御母であること、そして私が賛美され敬われるようにここに聖堂を建てることを望んでいる、と言いなさい。」
オルティーガの聖母マリアは、貧しい耳の不自由で口のきけない牧童の少女に現れ、治癒をされた。これに驚いた村人たちがそこに来てみると幼きイエズスを抱いた童貞聖マリアの木像を見つけた。
ロシアの民にとってカザンの聖母マリアのイコンはもっとも崇敬されているものの一つである。このイコンは13世紀のもので、ギリシア・ビザンチン様式で描かれている。これはコンスタンティノポリスで作られ黒海を通りドン河を沿ってロシアに運ばれ、カザン市に至ったと考えられている。しかし1209年このイコンは、タルタル陣の攻撃を受けて行方不明となった。しかし1579年、マトロナという9歳の子供に天的な女性がイコンのある場所を正確に教え、そこを掘ってみるとこれが見つかった。このカザンの聖母マリアの取り次ぎによって多くの戦いで勝利を収めた。その後、このイコンがどうやってロシアから流出したかは不明なところがある。おそらくロシア革命の時にその他の聖器物とともに売却されたのだろう。ポーランド、イギリスに渡り、ニューヨークの国際博覧会の時(1964-65年)、ロシア正教のパビリオンに飾られ、ついに「ファチマの聖母の使徒職」という団体が購入することになり、1970年7月26日ファチマのドムス・パチス(平和の家)で崇敬されることになった。 (B, D)
第5日目 8月23日
ギマラスへむけてファチマ発。ギマラスはポルトガルの最初の首都であった。道中でコインブラに立ち寄る。コインブラはポルトガルの6名の王の生まれたところえあり、有名なコインブラ大学がある。ポルトガルのもっとも洗練されたロマネスク様式の古いカテドラル、1290年に創立されたコインブラ大学、ポルトガル女王聖イサベラの埋葬されているサンタ・クララ修道院、シスタールシアの修道院、などを訪問する。ギマラスのホテルで夕食、一泊。(B,D)
第6日目 8月24日
ギマラスを訪問。ギマラスはポルトガルの発祥の地。聖ミカエルの城を訪問。ギマラスはポルトガルの初代王であるアルフォンソ・ヘンリケスの生まれた地でもある。ノッサ・セノーラ・ダ・オリヴェイラ(オリ-ブの聖母)というアフフォンソ・ヘンリケスによって建てられた修道院を見学。これは初代王のアルジュバロタでの勝利を聖母マリアに感謝して建てられた。ブラガは、ポルトガルの大司教の司教座で12世紀の宗教活動の中心地であった。そこにボム・ジェスス・ド・モンテ(山の良きイエズス)の聖地がある。そこを訪問した後、オポルトというポルトワインの中心地に行く。オポルトのセ(ポルトガル語でカテドラルのこと)を訪問。黄金のちりばめられた聖フランシスコ教会、ルネッサンス様式の聖クララ教会などを訪問。美しいブドウ畑を一望するドウロ河へと向かい、ワインを味わう。ギマラスにて夕食、一泊。(B, LB, D)
第7日目 8月25日
スペインの国境をわたって、サンチアゴ・デ・コンポステラへ。使徒聖ヤコボの聖遺物がある。
その後、聖マルティノ・ピナイロ修道院を訪問。巨大な建物で2万平方フィートの広さがある。
続いて聖パイオ・デ・アンテアルタレス修道院の見学。その見物は、正面(18世紀のもの)と、正門に刻まれたレリーフ(幼きイエズスのエジプトへの脱出)。ギマラスに戻って夕食、一泊。 (B, D)
第8日目 8月26日
今日はリスボンの南部へと移動。バタラのサンタ・マリア・デ・ヴィトリア(勝利の聖母)のドミニコ会修道院を見学。ポルトガルのゴチック建築の傑作である。次にポルトガルの最大の教会であるサンタ・マリア・デ・アルコバカ修道院に。さらに南に向かい、オビドスの町を訪問する。そして石のキリストの聖堂(バロック様式)を見学。リスボンのホテルにて夕食、一泊。(B, LB, D)
第9日目 8月27日
リスボンの観光。リスボンのセ(つまりカテドラル)にて、リスボンの守護の聖人である聖ヴィンチェンチオの聖遺物を崇敬する。続いて聖アントニオ教会を訪問。ここでパドゥアの聖アントニオは生まれた。聖ロケ教会のすばらしい内部を見学。モナステリオ・ドス・ジェロニモス(聖イエロニモ会の修道院)のすばらしい建築を見学。ヴァスコ・ダ・ガマが喜望峰を発見して帰還すると、マヌエル1世王はこの修道院を聖イエロニモ会に委託した(1834年まで)。午後はリスボンの博物館を自由に見学。今晩は、最後のお別れの夕食を、典型的なポルトガルのレストランで取ります。リスボンにて一泊。(B, FD)
第10日目 8月28日
リスボン空港から飛行機で帰国。
第2部 – 巡礼の費用
• 1人あたり $1,445 米ドルです。 2人部屋です。飛行機代は含まれていません。
• 1人部屋をご希望の方は、$ 345 を追加してください。
この巡礼では、
• 聖ピオ十世会の司祭による毎日の聖伝のミサがあります。
• 団体専用のデラックス観光バスで巡礼中移動します。
• プロの担当ガイドがご案内します。
• 地元のガイドさんたちによる観光案内があります。
• 入館料なども巡礼費用の中に含まれています。
• ホテルは3つ星あるいは4つ星クラスです。
• 含まれる食事は日程の中にあるとおりです。(B)は朝食 Breakfast、(LB)はお弁当 Lunch Box、(D)は、夕食 Dinner、 (FD) は、お別れの食事Farewell Dinnerです。
• ホテルのポーターのチップ、サービス、税金も含まれています。
予約とお支払い
頭金として1人あたり200米ドル(キャンセルなさっても返還できません)とお申し込み書を提出してください。
• アジア管区の兄弟姉妹の皆様にとって、申し込みの最終期限は2005年3月20日です。
• 料金は、クチュール神父宛に送金してください。この巡礼に関してクアラルンプールのダイアナ・リム夫人が秘書をしてくださいますので、彼女に連絡をお願いします。ダイアナ・リム夫人のメールアドレスは次の通りです。ecweediana@hotmail.com
• クチュール神父が、アジア管区からの参加者の申込書をまとめてアメリカの旅行会社(Orbis Vacations)に支払います。
• 残りの金額は、出発の約3ヶ月前、つまり2005年5月10日までにクチュール神父様にお支払い下さい。(上記と同様にクチュール神父が直接にアメリカの会社に支払います。)
• アジア管区の巡礼団は、アメリカ管区の巡礼団と合同に行動する予定です。飛行機の時間のタイミングなどがありますので、皆にとってもっとも動きやすい飛行機を予約する必要があります。そこで、飛行機の予約にはクチュール神父様の推薦するものをお願いいたします。
• その他の巡礼に関する条件については、次のウェッブ・サイトをご覧下さい。
http://www.reginapilgrimages.com
第3部 – アジアからリスボンへ行く
アジア各地からリスボンへ行くには、(1997年のファチマ巡礼の時のように)エール・フランスを利用するのが良いと思われますが、それで私達のリスボン到着時間がアメリカの巡礼団と同じ時間帯になるのか不明なので、未定です。しかしエール・フランスで良いことになれば、パリで飛行機の乗り継ぎがある関係上、パリに立ち寄ることになるかもしれません。そのときには、追加の費用が必要になりますので、ご承知おき下さい。
フィリピンからの巡礼者の担当司祭はジョヴェン・ソリマン神父です。
日本と韓国からの巡礼者の担当司祭は、トマス小野田圭志神父です。fsspx@attglobal.net
クチュール神父がその他の国々からの巡礼者の担当をします。 ecweediana@hotmail.com
この3名の司祭は、ファチマへの巡礼に参加します。
ご質問がありましたら、クアラルンプールのダイアナ・リム夫人にお願いいたします。
天主様の祝福が豊かにありますように!
クチュール神父
聖ピオ十世会 アジア管区長
(次のサイトもご参考下さい。
http://www.laportelatine.org/lpl/internat/activite/pelerin/2005/asiefat/page.php )
2005 Regina Pilgrimages Registration Form To Shrines of Portugal
(2005年 ファチマ巡礼申込書―――お手数ですが、ローマ字でお書き下さい。)
Please note: A separate registration form is required of each pilgrimage participant.
(1人1枚ずつの申込用紙が必要です。)
Full Name: (As it appears on passport) _____________________________________
(パスポートにかかれているとおりの氏名)
Address:_____________________________________
(住所)
City:_________________________________________
(市)
State:________________________________________
(国名)
Zip Code:_____________________________________
(郵便番号)
Day Phone: (_____)_____________________________
(日中の連絡先)
Evening Phone: (_____)__________________________
(夜間の連絡先)
E-mail:________________________________________
(メールアドレス)
Fax: (_____)___________________________________
(ファックス)
Date of Birth:___________________________________
(生年月日)
SSPX Chapel You Attend: ________________________
(聖ピオ十世会の聖伝のミサに通常与っている場所)
Passport #:_____________________________________
(パスポートの番号)
Exp. Date:______________________________________
(パスポートの有効期限)
Emergency Contact:______________________________
(緊急の場合の連絡先の名前)
Emergency Phone: (_____)________________________
(緊急の場合の連絡先の電話番号)
Are You a Smoker? YES NO
(御タバコは吸いますか?)
Do You Have Travel Insurance? YES NO
(旅行保険には入りますか?)
Citizen of Other Country: ______________________
(国籍)
Name of Roommate:__________________________
(相部屋の相手のお名前の希望はありますか?)
Need Roommate? YES NO
(相部屋を希望しますか?)
Single Room Supplement: YES NO
(1人部屋のための追加料金をお支払いになりますか?)
Medical Problems:____________________________
(健康上の問題はありますか?)
Special Diet:_________________________________
(食事で気をつけるものがありますか?)
Enclosed is my check for $___________ .
(ここに申し込みのお金を同封します。)
My signature below indicates that I have read and agreed to the Terms and Conditions outlined by Orbis Vacations.
(私は、Orbis Vacations旅行社の条件を読み、それに同意して、サインします。[この巡礼はアメリカの旅行会社Orbis Vacationsが聖ピオ十世会の要請で計画しているもので、条件については次のサイトをご覧下さい。http://www.reginapilgrimages.com/terms.htm ])
Signature:_____________________________________________________
(署名)
Date:_____________________________
(日付)