第256号 2004/10/08 聖ブリジッタの祝日
アヴェ・マリア! 兄弟姉妹の皆様、お元気ですか。 フィリピンでも聖伝のミサを求める人々の数が増加しています。セブとイロイロとに新しく教会が造られたことはお知らせしましたが、これらは特にイロイロのサンタ・バルバラにある聖ベルナルド修道院で働いておられる4名の神父様がたのミッションの成果でした。サンタ・バルバラから、イロイロ市内にあるチャペルはもちろん、セブ島、ボロル島、ミンダナオ島をはじめとする、その他の島々に行かれています。 ここニュー・マニラでは、日本や韓国へのミッションの他にも、バギオ、香港などを受け持っていました。今年の四旬節の最初から、モンシニョールの称号を持つフィリピン人司祭が新しいミサと決別し、私たちと一緒に生活するようになり、私たちのいるニュー・マニラでは5名の司祭となりました。私たちの教会では今まで私的にしか聖伝のミサを許されていなかったこの司祭も今年の8月16日からは、公式に私たちの信徒らのためにミサ聖祭を捧げることが許されるようになりました。彼は今まだ、聖伝に基づく倫理神学を復習している最中なので、まだ告解を聞くことは遠慮して頂いているのですが、働き手が増えたことは私たちにとって大変嬉しいニュースでした。私は毎朝40分、彼のためにラテン語の先生となっています。 そこで、8月以来、サンタ・バルバラの神父様たちを助けるために、ニュー・マニラがミンダナオ島のミッション(月の第2主日)を引き受けることとなりました。何故なら、ミンダナオ島には、ダバオ市、ジェネラル・サントス市、マーベルと主要なミッションが3つとその他の場所があり、スケジュール的に大変ハードなところだから、また、イロイロからはそれらの所に行く直行便がないけれども、マニラからは飛行機で直行出来るからです。 ニュー・マニラでは、今年の6月から幼稚園が開園しました。教会の敷地内で幼い霊魂たちの世話もしています。ここで働く2名のブラザーたち(ブラザー・イグナチウスと強盗から狙撃を受けた例のブラザー・ヒヤシント)は、イギリスにある聖ピオ十世会の学校に新しく任命されました。ブラザーたちは、英国ビザを申請中のためにまだニュー・マニラで私たちと共にいますが、彼らの代わりにニュー・マニラに任命された新しいブラザーたち(ブラザー・パトリックとブラザー・ロレンゾ)は10月末にニュー・マニラに来ることになっています。ビザがなかなか下りないと言うことになれば、しばらくの間は4名のブラザーたちと共に有意義な時間を過ごすことが出来そうです! さて、突然のサンティ神父様の病のために、私たちには司祭が1人不足しておりますが、実は、ニュー・マニラにいるもう1人の別のフィリピン司祭サルバドル神父様が、1ヶ月滞在の予定で9月にヨーロッパに行かれているので、いまマニラでは、聖ピオ十世会の司祭としては、修道院長のソリマン神父様と私とで働いております。ソリマン神父様は月の第1主日のためにはバギオに行かれ、今朝、ミンダナオへと発たれましたので、今現在では、私が1人で「勝利の聖母教会」と修道院を守っております。毎日のミサ聖祭や、サンティ神父様の毎日の病院訪問はもちろん、その他の病人訪問、家の祝福など、一生懸命にこなしております。 さて、ヨーロッパ滞在中のサルバドル神父様は、別の任命を受けて11月終わりまでフィリピン戻ってこられなくなりそうだ(もしかしたら、サルバドル神父様の不在は更に長引くかもしれない)と言うことが、クチュール神父様からの情報で分かりました。そこで、残念ながら、11月14日の大阪の主日のミサ聖祭については、キャンセルしなければならなくなりました。何故なら、さもなければミンダナオかニュー・マニラでのミサ聖祭をキャンセルしなければならなくなり、どちらにしても数百名の方に影響が及ぶことになるからです。
大阪での新しいミサ聖祭の日時は次の通りです。 天主様の祝福が豊かにありますように! トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭) |