第241号 2004/09/08 童貞聖マリアの御誕生の祝日
アヴェ・マリア!
兄弟姉妹の皆様、 聖母の御誕生の祝日おめでとうございます。 お元気ですか。ご無沙汰しております。またメールなどのお返事が大変送れておりますことをこの場を借りてお詫び申し上げます。 近況の報告を申し上げますと、フィリピンでは、ウィリアムソン司教様がおこしになり、セブとイロイロの教会を祝別し、聖伝の儀式に従って、マニラを含めてフィリピンの多くの場所で、多くの信徒の方に堅信を授けて下さいました。また、同時に司祭のための黙想会も指導して下さいました。 日本での8月の聖伝のミサでは、ウィリアムソン司教様と共に兄弟姉妹の皆様と会えて嬉しく思いました。今回は条件付きの堅信も含めて8名のかたが聖伝のままの堅振の秘跡を受けることが出来、さらにウィリアムソン司教様の2日にわたる講話会、日本の第1の守護者である聖母の汚れ無き御心の大祝日の聖伝のミサ、本当に恵みの多い日々でした。 ウィリアムソン司教様は、救霊という最も大切なことを決して忘れてはならないこと、マスメディアは私たちをしてこのことを忘れさせようとしていること、またマスメディアの情報操作の危険を私たちに警告してくれました。 またウィリアムソン司教様は日本滞在中に、永井博士を非常に高く評価され、私たちが永井博士の本を読むことを勧めてくれました。また秋田の聖母マリアのメッセージを黙想することも訴えて下さいました。司教様との個人的な会話の中で、私には日本の兄弟姉妹の皆様に、母性について、女性が母親となることの素晴らしさについて説教するようにと励まして下さいました。また会話の途中で司教様が私に言及した、歴史の神秘におけるユダヤ人というテーマについても、余裕が与えられれば兄弟姉妹の皆様にお伝えしたいと思います。 私の韓国での滞在は、ウィリアムソン司教様のご都合により、8月は短くならざるを得なかったのですが、その短い期間に、私は韓国で簡単な耳の手術を受けました。韓国の方々に御礼の念を込めてお伝えします。 4月の復活祭が終わってからごろから私の左の耳に水が詰まったような感じを受けており、5月にフィリピンの有名な高級私立病院で医者の処方を受けて回復したと思われたのですが、7月頃から夕方になり疲れがでると耳が詰まってしまうようになってしまいました。(体が弱ると耳とか目とか敏感なところが先に疲れてしまうのでしょうか?) 8月にようやく時間を見つけて同じくフィリピンの医者にかかったところ、左の鼓膜が動いていないとのことでした。耳鼻科医は大変親切な方で、いつも無料で診察して下さり、その処方に従って薬を飲んでいました。しかし、その後の薬の効果ははかばかしくありませんでした。 韓国ではある信者さんが私の耳の調子のことを尋ねてきて、韓国の専門医に行くようにしきりに勧めてくれました。私は医療保険もないし、韓国での仕事が忙しいし、フィリピンで医者にかかっているからと断ったのですが、この信者の方は韓国の耳鼻咽喉科医師会会長の夫人の友人で、医師会会長のA先生から、そのままおくと耳が聞こえなくなってしまうと脅されて、韓国で治療を受けることになりました。しかしA先生の医院はソウル郊外で距離が遠いので、A先生はご自分の友人で、元ソウルの或る私立大学病院の病院長をされ今ではソウル市内で開業しているB先生を紹介して下さいました。 約束通りソウル市内の医院に行くと、A先生がB先生に電話をして下さりほとんど待たずに直ぐに診察、聴音検査、レントゲン、治療をして下さり、診察室のハイテクな設備に私はフィリピンとの大きな差を感じました。先生は「韓国と日本のためにお祈りして下さい、請求書はA先生に送ります」と言って実は全て無料で治療して下さいました。最後には薬までも1週間分、必要な全てを下さいました。今、私は、左の耳の鼓膜に小さなチューブを付けていますが、今月韓国に戻ったときにそれを取り除くのだそうです。韓国の方々の寛大なご親切にはいつも感謝でいっぱいです。 さて、フィリピンに戻ると、私たちと一緒にもうかれこれ8年働いておられるサンティ神父様が入院されて2週間になると知らされました。突然のことで、急性白血病だそうです。私も御聖体をお運びして、たびたび病院まで行きました。咳をすると喀血するようになり、固形物を食べることが出来なくなってしまいました。兄弟姉妹の皆様のお祈りをお願い致します。 最後に、3つほど兄弟姉妹の皆様にお願いです。 (1) 私たちの聖伝のミサに与るときに、担当司祭の承認や許可もなく、その他の信徒の方々に立ったり座ったりする合図を出す人がいるようですが、このようなことはご遠慮下さるようにお願い致します。 (2) 私たちの会場には特別の香部屋をしつらえることが出来ませんが、しかしミサ聖祭の聖器類やその他諸々の物品は特定の聖器具用のテーブルに置かれております。これらについては、一般の方は手を触れないようにお願いします。それが何であれ、担当司祭から公式に任命を受けた侍者の方々以外の方は、それらに勝手に手を触れることは許されていません。 (3) ミサ聖祭の会場での写真・ビデオ撮影は、信徒会長を例外として、その他の方々については原則的に禁止されておりますので、写真撮影などはご遠慮下さい。特別の理由によって撮影をお望みの方は、その都度担当司祭の許可を得て下さい。事情により撮影許可は必ず与えられるとは限りません。ご了承下さい。 説明は必要ないと思われますが、念のために担当司祭とは聖ピオ十世会司祭のトマス小野田圭志神父であると申し添えます。 天主様の祝福が豊かにありますように! トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭) |