第231号 2004/07/06
アヴェ・マリア! 兄弟姉妹の皆様、お元気でいらっしゃいますか。 たいへん長らくご無沙汰致しました。
5月は、日本と韓国のミッションの後、アジアの巡礼団を率いてフランスへ巡礼に行って来ました。
http://www.dici.org/fraternite_read.php?id=000019&loc=FR 私は、その後、クチュール神父様のお手伝いをするために、シンガポールで過ごすことになりました。シンガポールの聖ピオ十世会の信者の方々と出会い、いろいろな回心談のお話を伺い、教えられることだらけでした!(「マニラの eそよ風」とは言いながら、今回はシンガポールから発信しています。) 7年以上も前に、2回ほどシンガポールやクアラルンプールに来たことがありましたが、当時と比べると立派な修道院とチャペルがあり、多くの新しい信者さんたちにめぐまれ、7年の間の多くの進展に嬉しい驚きを感じました! 今回のシンガポール滞在中にインドネシアにも行く予定でしたが、いろいろな事情により、私はシンガポールに残り、シンガポールで働いておられるパリャラーニ神父様だけがインドネシアに行かれました。インドネシアには、天主のお恵みによって、また別の機会に訪問したいと思います。テリマ・カシー! シンガポールでは、ある日の午後、パリャラーニ神父様と一緒に「遠足」に出かけました。修道院の近くにある植物園だったのですが、蘭のコーナーがあって、大変美しいものでした。新種の蘭がたくさんあり、真っ白いとても美しい蘭の花に「マサコ・コウタイシヒ・デンカ」と命名されていたのを見てとても嬉しく思いました。
シンガポールでは多くの進展がありましたが、フィリピンでもそうです。セブとイロイロとにそれぞれ新しい聖堂を建築中で、8月にはウィリアムソン司教様によって、その祝別式が執り行われるそうです! 天主に感謝! 次のサイトもご参考にどうぞ。
さて、6月29日にはエコンでは10名の新司祭が誕生しました。そのうち8名が聖ピオ十世会司祭、2名がカプチン会司祭だそうです。アメリカのウィノナの神学校でもドイツのツァイツコーフェンでも新司祭が誕生しました。お祈り下さい!
(聖伝を守るカプチン会をご存じない方のために、ご参考までに、次のサイトをご案内申し上げます。どうぞ、ご覧下さい。)
アメリカでは、フランス語で書かれたルフェーブル大司教様の伝記が英語に訳されて出版されました。Angelus Press から出版されています。 また、"Priest, Where is Thy Mass? Mass, Where is Thy Priest?" という本も出版されました。
これは、聖ピオ十世会に属していないローマ・カトリック司祭たちになぜ、新しいミサを止めて聖伝のミサを捧げるようになったか、というインタビュー集です。これらの司祭たちは、「(新しいミサをやりつづけることは)良心の危機の問題だった」、「(新しいミサでは)私の司祭職に疑いがあった」などと、自分の召命への忠実を訴えています。 ご参考までにどうぞ。 では、天主様の祝福が豊かにありますように! トマス小野田圭志神父 (聖ピオ十世会司祭) |