第228号 2004/04/27 教会博士、証聖者、聖ペトロ・カニジオの祝日
アヴェ・マリア! 兄弟姉妹の皆様、 遅ればせながら、私たちの主イエズス・キリストの御復活のお喜びを申し上げます。兄弟姉妹の皆様はお元気でいらっしゃることと存じます。 例年のことですが、私はソウルで聖週間と復活の主日を過ごしました。今年の聖水曜日と復活の主日にはソウルの信者の方々と、メル・ギブソンの「パッション」を映画館で拝見してきました。韓国では主にプロテスタントの方々がこの映画のチケットをたくさん買い占めて(?)、一般の方が見るのが困難だったほどだったようです。私たちもインターネットで数日前から予約してやっとの事で映画館の座席を確保したのですが、みるみるうちに座席が無くなり、復活の主日にはわざわざ遠い巨大な映画館まで足を運ばなければならないほどでした。カトリック教会では全国的に、聖金曜日に十字架の礼拝の儀式が終わった後に、この映画を教会で上映したところも多々あった模様です。
映画館では、2回とも映画館の至る所ですすり泣きの声が聞こえ、ほとんどの方々が目頭を熱くしてご覧になっていたようです。私たちは映画が終わってもしばらくそこに残り、「めでたし」の祈りを三回唱えて席を立ちました。メル・ギブソンの映画を鑑賞した後で、この映画を越えて私たちの主イエズス・キリストの御受難の意義を深めるために次のようなウェッブ・サイトがあります。 フィリピンに戻ったのは、ようやく復活の月曜日でした。ここフィリピンでは、四旬節の灰の水曜日から一人のフィリピン人司祭が、新しいミサを止めて聖伝のミサをのみ捧げるようになり、私たちと一緒に生活するようになりました。何と嬉しいことでしょうか! さて、私は4月18日から24日までは、聖イグナチオの霊操による黙想会の指導にサルヴァドール神父様と一緒にバタンガスにおりました。裕福な信者さんがリゾートを黙想の家として提供して下さり、19名の女性の方が霊操に参加しました。私にとって心の洗われるような黙想会でした。コンピューターから離れ、祈ることまた多くのことを学ぶことが出来た素晴らしい時を過ごすことが出来ました。 5月の末から6月初旬は、私はアジアの巡礼団と共にフランスの巡礼に参加するつもりです。ところで、シンガポールでのお仕事とクチュール神父様のミッションを助けるために、私が狩り出されることになり、6月はフランス巡礼の後にフィリピンに直ぐに帰らずにしばらくシンガポールに留まることになりました。 6月の日本と韓国のミッションが終わってもやはりますます増加するシンガポールのミッションを援助するために、私はフィリピンに帰らずに直接シンガポールへ向かい、7月の日本・韓国のミッションまでそこに留まることになる予定です。 6月には新しい司祭らが叙階される予定ですが、アジア管区長は是非アジアへ最低一人の司祭を増加投入して欲しいと総長のフレー司教様に伝えてあるそうですが、司祭が不足しているのは世界中どこでものことなので、せめて一人の司祭がアジアに更に与えられるように、是非皆様のお祈りをお願い申し上げます。 8月は、ウィリアムソン司教様がアジアにおこしになる予定で、特に8月21日(土)、22日(主日)は、東京でお過ごしのご予定です。ウィリアムソン司教様の来日のため、大阪の土曜日の聖伝のミサはキャンセルせざるを得なくなりそうですが、どうぞ寛大なご理解をお願い致します。 ところで、5月6日の午後2時から6時までパリの「聖ピオ十世学院」でラテン語のコンベンションがあるそうです。 Amicitia Catholica Pro Latinitate vos invitat ad conventiculum suum die sexto mensis Martii ab hora 2a p.m. ad horam 6am p.m.
In aedibus Instituti Sancti Pii Decimi
Christophorus Brown: Res gestae anno MMIII in Civitatibus Foederatis 天主様の祝福が豊かにありますように! トマス小野田圭志神父 (聖ピオ十世会司祭) |