第205号 2003/10/29
アヴェ・マリア! 兄弟の皆様、今回もロザリオの祈りに関する教皇様の回勅をお読み下さい。 「ロザリオの祈りは、皆でする共同の祈りとしても大変ふさわしい。これが「聖母マリアの詩篇」と呼ばれているのも、ふかい理由がある。私たちの祖先が厳格に守っていた習慣を敬虔に守り、また生まれさせなければならない。つまり、カトリックの家庭で、都市でも田舎でも、毎日夕暮れに厳しい労働の後で、童貞聖マリアの御絵の前に一同に集い、交互にロザリオの祈りを唱えるという聖なる習慣である。童貞聖マリアは喜んでこの忠実とこころの一致のあかしを受け入れ給うた。聖母マリアは彼らの間において、子供たちの冠に囲まれたよき母であった。聖母は彼らに福祉と家庭の平和と天からの平和の予告を与え給うた。」 レオ13世 回勅『フィデンテム・ピウムクェ』1896年9月20日 「また、信者がもっと頻繁に教会でロザリオの祈りをもって童貞聖マリアに祈る習慣のある10月が来るのを喜ばしい待望と生き返ったような希望なしに見ることができるだろうか。尊敬する兄弟たちよ、必要性がますます重大になる現今、このロザリオの祈りを私は今年こそ最高の大きな熱心を持って唱えることを望む。実に、私たちは、童貞聖マリアから母の助けを得るために、ロザリオの祈りがどれほど力強い効果をもつかを知っている。この助けを得るために唯一の祈りしかないわけではないが、私はしかしながら、その起源を明らかにそうであるように、ロザリオの祈りはその本性上、人間と言うよりもより天主の業であり、ロザリオの祈りが最もふさわしく最も実りが豊かであると評価している。」 ピオ12世 回勅『イングルエンティウム・マロールム』1951年9月15日
これは『教導権によるロザリオの祈り』を参考にしました。 善きロザリオの聖月をお過ごし下さい! トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭) |