第202号 2003/10/24 大天使聖ラファエルの祝日
「至聖なるロザリオが日本諸国で挙げた大成果の一つは、我が主キリストの信仰を貫きつつ、それを守るためにはいささかも躊躇せず、命をかけるようにと、無数のキリシタンの心中に植え付けた不断の勇気と気力である。」（フランシスコ・カレーロ著 井手勝美訳「キリシタン時代の聖なるロザリオの信心」61ページ） |
アヴェ・マリア！
兄弟の皆様、今回もロザリオの祈りに関する教皇様の回勅をお読み下さい。
「イエズス・キリストによってあがなわれた多くの霊魂たちが、この世の嵐に巻き込まれ救いからはぎ取られ、道を迷い、奈落と永遠の死へと走り込んでいるのを見るのほど苦しい悲しいことはない。私たちは現代、聖ドミニコの時代と同じように天主の助けが必要である。聖ドミニコは、聖母のロザリオの祈りの旗を掲げ、その時代の悪を根絶した。この偉大なる聖人は、天の光に照らされ、その時代の世界を癒すためには、この祈りよりも効果のある薬はどこにもないと明らかに垣間見た。つまり、私たちの贖いを頻繁に黙想することによって、人々を、道、真理、命であるイエズス・キリストに連れてゆき、人々が天主のおそばにおられる私たちの弁護者に話すように、童貞聖マリアに、全ての異端を破壊する力を与えられた童貞聖マリアに祈る以外、方法はないということである。」
レオ13世 回勅『スプレーミ・アポストラートゥス』1883年9月1日
これは『教導権によるロザリオの祈り』を参考にしました。
http://www.dici.org/dl/fichiers/Rosaire_Magistere.pdf
善きロザリオの聖月をお過ごし下さい！
トマス小野田圭志 （聖ピオ十世会司祭）