第199号 2003/10/21
アヴェ・マリア! 兄弟の皆様、ロザリオの祈りが童貞聖マリアに対する愛をいや増すことに関する教皇様の回勅をお読み下さい。 「以前に、私は既にキリスト者に信仰を養い、それを無知と誤謬から守るための短い簡単な方法を与えることが、主要な利益のうちの一つであることを指摘した。そしてそれが、ロザリオの祈りの起源がはっきりと証明していることである。更に、明白なことには、何度も繰り返し口祷を唱えることによって、或いは玄義を黙想することによって、そのように実践される信仰は、童貞聖マリアに近づくのが分かる。何故なら、聖母の前でなされる祈りにおいて、私たちはこの形式に従って聖なる王冠を作り上げる毎に、私たちは眼前であたかもそれが起こっているかのように、その達成によって天主の童貞母が私たちの母ともなったそれぞれの行為を、精神において思い返し、私たちの救いの素晴らしい業を記念するからである。私たちが喜び、苦しみ、栄えの玄義のそれぞれにおいて聖子と共におられる童貞聖マリアを敬虔に考えるとき、天主の御母にして私たちの母という、この二重の尊厳の素晴らしさ、この二重の役務の実りは、生き生きとした光の中で現れてくる。その結果、霊魂は、聖母に対する愛に満ちた感謝の念でいっぱいとなり、全ての儚いこの世の事々を軽視して、かくも素晴らしい母とその善にふさわしいものとなろうと固い決心を立てるのである。」 レオ13世 回勅『アドュトリーチェン・ポプリ』1895年9月5日 これは http://www.dici.org/dl/fichiers/Rosaire_Magistere.pdf を参考にしました。 善きロザリオの聖月をお過ごし下さい! トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭) |