マニラのeそよ風

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第184号 2003/10/10 ボルジアの聖フランシスコの祝日

 「あなたたちがロザリオを唱えるときには、各連の終わりにこう唱えなさい。ああイエズスよ、我らを赦し給え。我らを地獄の火より救い給え。全ての霊魂、ことに最も必要とする者たちを天国に導き給え。」
(ファチマの聖母1917年7月13日『ルチア修女の手記』より)

アヴェ・マリア!

兄弟の皆様、
 今回もロザリオの祈りに関する教皇様の回勅をお読み下さい。


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Leo XIII  「教会の歴史はこのロザリオの祈りの効果を証明している。レパント沖での海戦でトルコ艦隊が潰滅し、前世紀には、やはり同じトルコ人たちに対してハンガリアのテメスヴァールでの、またコルフー島での勝利が記憶される。グレゴリオ13世はこれらの凱旋のうち最初の勝利を永遠に記念することを望み、勝利の聖母マリアの栄誉のために祝日を制定した。後に私の前任者、クレメンテ11世はこの祝日をロザリオの祝日と呼び全教会で毎年祝うことを命じた。この祈る軍隊は「聖母マリアの御旗の下に名を連ね」、新たな力と新たな名誉を勝ち取った。」

レオ13世 回勅『アウグスティッシメ』1897年9月12日


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 「これらの玄義をこの頻繁にそして敬虔に記念することにより、全ての母のうち最も優れた母であるこの聖母は、感動し、人々に対して同情を感じざるを得ないのであるから、私たちはロザリオの祈りは聖母マリアの御許に、天主に対して反抗している私たちの兄弟たちのために懇願する最もふさわしいものであると結論した。このことは全く聖母マリアの霊的母性(=聖母が霊的に、超自然の命のために、人類の母であること)の使命に全くふさわしい。」

レオ13世 回勅『アドュトリーチェン・ポプリ』1895年9月5日


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 善きロザリオの聖月をお過ごし下さい!


トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭)