マニラのeそよ風

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第179号 2003/10/06 聖ブルノの祝日

聖ブルノ

 「毎日ロザリオの祈りを唱えて下さい。ロザリオの祈りをもって、司教、司祭のために祈って下さい。悪魔の働きが、教会の中まで入り込み、カルジナルはカルジナルに、司教は司教に対立するでしょう。私を敬う司祭は、同僚から軽蔑され、攻撃されるでしょう。
 祭壇や教会が荒らされて、教会は妥協するものでいっぱいになり、悪魔の誘惑によって、多くの司祭、修道者がやめるでしょう。・・・ロザリオの祈りをたくさん唱えて下さい。迫っている災難から助けることが出来るのは、私だけです。私に寄りすがる者は、助けられるでしょう。」
(秋田の聖母 1973年10月13日)

アヴェ・マリア!

兄弟の皆様、
 10月はロザリオの聖なる月です。ロザリオの祈りに関する教皇様の回勅をお読み下さい。


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Benedict XV  「天の元后は、ご自分の信心深い僕である聖ドミニコに、どれほど喜んでおられたことであろうか。私たちはそのことを、次の事実から簡単に推測することが出来る。それは、聖母が、御子の配偶者である教会にいとも聖なるロザリオの祈りをお教えになることを望まれたのは、聖ドミニコを通してであったということである。このロザリオの祈りは、口祷であり同時に念祷であるが、15の「天にまします」と150の「めでたし」とを唱えつつ、宗教の主要な玄義を黙想するのであり、敬虔を養い、霊魂たちをして諸徳の実践へと駆り立てるために素晴らしくも相応しいものである。

 聖ドミニコは、このロザリオの祈りの有益さをはっきりと知っており、説教を聞く人々がロザリオの祈りの形式についてよく知るように、自分の弟子たちにしばしば熱心に説教のさいに努力するようにと求めていたのだが、これはまさしく天からの息吹があったからである。聖ドミニコは、御子イエズスのもとで聖母がいとも力強いお方であることを知り、イエズスよって人々に与えられる全ての聖寵は、常に聖母の御取り次ぎとその同意があったからであると言うことを知っていた。更に彼は、聖母はいとも優しく憐れみ深い方であり、苦しむものに自ら助けに来られる方、聖母の御助けを願い求める人々を拒否することが絶対におできにならない方であると、よく知っていた。

 また教会が聖寵の御母にして憐れみの御母に敬意を払うのを習慣とすることは、とくに聖なるロザリオの祈りによって助けを求めたときに明らかにされた。それ故にこそ、教皇たちは聖母のロザリオの祈りの効力を高揚称賛し、贖宥の宝を豊かにする機会を一つも怠ったことがなかった。」

ベネディクト15世 回勅「ファウスト・アッペテンテ・ディエ」1921年6月29日


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Leon 13  「従って、この祈りの形式(=ロザリオの祈り)が特に聖母にとって快いものであることはよく知られていることであるので、また、ロザリオの祈りは特に教会とキリスト教の民を防御するのに相応しいものであるので、また同時に、これは全ての類の公的、また私的な恵みを得るために相応しいものであるために、私の多くの前任者(=教皇)たちが、ロザリオの祈りを盛り立て、特別な賛美の言葉で勧めるために努力したのは驚くに当たらない。

 かくしてウルバノ4世は、毎日、ロザリオの祈りがキリスト教の民の諸利益を与えていると確認した。シクスト4世は、この祈りのやり方は天主と聖母との名誉に特に役立ち、とりわけこの世を襲っている危険を避けさせるために有益であると言った。レオ10世はロザリオの祈りは、異端の主張者や危険なさまざまな異端説に対抗して制定されたと宣言した。ユリウス3世はロザリオの祈りを「教会の栄光」であると呼んだ。聖ピオ5世もロザリオの祈りについて『この祈りのやり方を一度でも知ったら、黙想によって照らされ、この祈りの文章によって愛の火を付けられた信者たちは、別人のようになり始めた。異端の暗闇は取り除かれ、カトリックの信仰の光は燦然と輝いた』と言った。グレゴリオ13世は、ロザリオの祈りが天主の怒りを宥め、いとも聖なる聖母マリアの御取り次ぎを願い求めるために聖ドミニコが制定したと宣言した。」

レオ13世 回勅『スプレーミ・アポストラトゥス』1883年9月1日


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Pius XII  「尊敬する兄弟たちよ、特別の心遣いを払って、来月(=10月)、信者たちができるかぎりの勤勉さを持ってこの(=ロザリオの祈りの)義務を果たすことが出来るように、またロザリオの祈りを唱えることがますます高い評価を受け、信者たちに広まるように努力せよ。キリスト教の民が、ロザリオの祈りの尊厳と効果と素晴らしさを理解するようにさせよ。」

 「尊敬する兄弟たちよ、あなたたちの模範と励ましの言葉に刺激されて全ての信者が、私の指示に直ぐに従い、愛徳の跳躍において彼らの心と声を合わせることを、私は熱烈に願う。たとえ悪と悪人どもからの攻撃がますます増加するとも、全ての善人の熱心は同様に、いや、増さなければならない。願わくは信者たちが私たちのいとも愛する聖母から、特に聖母にとても快いロザリオの祈りの手段によって、教会と人類社会にとってより良い時代が戻ってくることを求めるように。」

ピオ12世 回勅『イングルエンチウム・マロールム』1951年9月15日


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Pius XII  「願わくはロザリオの祈りの敬虔な数珠が、全ての手に掛かり、聖母の栄光を歌うためにロザリオの祈りが、教会、家、病院、牢獄で、大小の信者のグループを集めんことを。」

ピオ12世 回勅『アド・チェリ・レジナム』1954年10月11日







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 善きロザリオの聖月をお過ごし下さい!


トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭)