マニラのeそよ風

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第176号 2003/10/03 幼きイエズスの聖テレジアの祝日

幼きイエズスの聖テレジア
幼きイエズスの聖テレジア(1873 – 1897)

アヴェ・マリア!

兄弟の皆様、
 お元気ですか。10月は聖なるロザリオの月です。

 日本のため、日本におけるカトリック教会のため、また教皇様、全世界の枢機卿さまと新しい枢機卿たち(特に濱尾被選枢機卿さま)、司教様がた、神父様がた、修道者の方々のため、心を込めて祈ることに致しましょう! 今回は、レオ13世教皇様の回勅の抜粋をお読み下さい。


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レオ13世  「天の元后である聖母ご自身がこのロザリオの祈りの形式に大いなる効力を付けられ、聖母の保護と息吹きをうけて、現代とあまり変わらないがカトリックという名前に大きな敵意を抱いている時代に、信仰の敵と戦うためのいわば全能の力を持った戦闘の武器として、ロザリオの祈りは聖ドミニコによって確立され広げられたということを信じるには数多くの理由がある。実に、アルビ派の異端は、あるいは密かに、あるいは堂々と多くの地方を侵略した。このマニ教の残酷な末裔であるアルビ派はマニ教の怪物のような誤謬を生き返らせ、教会に対する、悪賢さと殺人と死までの憎しみを示した。このかくも危険で傲慢な烏合に対して人間の力にほとんど頼ることが出来なかった。その時、天主ご自身が明らかに、聖母のロザリオの祈りの手段によって助けを垂れ給うた。かくして、全ての異端に対してかくも栄光あるしかたで勝利を収める聖母のおかげで、不敬なものどもの力は覆され砕かれ、信仰は守られ無傷のまま残った。」
(レオ13世 回勅「オクトブリ・メンセ」(1891年9月22日)


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トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭)