第360号 2006/09/11
アヴェ・マリア! 愛する兄弟姉妹の皆様、お元気ですか。 9月3日は聖ピオ十世会の守護の聖人である聖ピオ十世教皇の祝日でした。マニラの「勝利の聖母の教会」では、新しくイロイロに任命をうけたヨゼフ・パイファー神父様(Father Joseph Pfeiffer)司式の荘厳ミサがありました。パイファー神父様は、ミサ聖祭の後に「私たちが失ったものを発見する」という題名で霊的講話をして下さいました。私たちの教会は聴衆で一杯でした。皆が感銘を受けて話を聞いていました。 神父様のご両親は、アメリカで新しいミサが導入されるやいなや、すぐに聖伝のミサのために立ち上がったパイオニアで、おかげで新しいミサに与ったことがありません。いつも聖伝をまもる司祭らの聖伝のミサにのみ与ってきました。お兄様に、エコンで勉強して1989年に叙階されたティモシー・パイファー神父様がいます。弟のヨゼフ・パイファー神父様はウイノナの神学校で神学を学んだ後、1994年にトマス・ブルート神父様と同時に叙階され、その後ずっとアメリカで司牧に当たっておられました。特に長い間アリゾナ州のフィニックスにある黙想の家の責任者として霊操の指導に当たっておられました。 機会があり次第、是非パイファー神父様を日本のご招待して聖伝のミサや霊的講話をお願いしたいと思っています。話題が豊富な神父様ですから、きっと兄弟姉妹の皆様は午後の講話の時間が短すぎると思われることでしょう。 先週の月曜日から一週間、フィリピンでは毎年恒例の司祭の黙想会がありました。今回は、もとシンガポール修道院長で8月15日付でイタリア管区長に任命されたダヴィデ・パリヤラーニ神父様が10名の司祭の黙想を指導して下さいました。私たちの主イエズス・キリストとの霊的一致を味わった一時でした。兄弟姉妹の皆様のこの黙想会のための祈りを感謝します。 パリヤラーニ神父様は管区長としてローマに行かれますが、くり返しローマに訪問に来るように誘ってくれています。将来的に是非、兄弟姉妹の皆様とともにローマに巡礼に行き、パリヤラーニ神父様と再会したいと思っています。シンガポール修道院にはパリヤラーニ神父様の代わりにアメリカ人司祭のポール・キンボール神父様が任命されました。 いつも連絡しようとしてしそこねておりましたが、7月のミッションの後に、兄弟姉妹の皆様からのイロイロの修道院への特別献金3万円を修道院長のパーディ神父様にお渡ししました。パーディ神父様は、大変喜ばれ、日本の兄弟姉妹の皆様に感謝の言葉を伝えてほしいと依頼されました。また、現在イロイロの修道院で聖ピオ十世会の神学校に入学しようと準備しているコルベ君からも「皆様の心からの寄附に感謝します」と伝えてほしいと手紙を受け取りました。私も心から感謝します。 もう既にお知らせ致しましたが、10月にはウィリアムソン司教様が来日され、10月1日の主日と2日(月曜日の早朝)に東京で兄弟姉妹の皆様のために聖伝のミサを捧げて下さいます。特に10月1日の午後には恒例の霊的講話が予定されていますので、是非、お友達などをお誘い合わせのうえお越し下さい。 ベネディクト十六世教皇様のためのロザリオの祈りによる霊的花束、是非、寛大なご協力をお願いいたします。教皇様により多くのロザリオの祈りを捧げてお喜ばせしたいと思います。
ルフェーブル大司教様の公開書簡『教会がどうなってしまったのか分からなくなってしまったカトリック信者の皆様へのお手紙』の日本語訳が完成しました。詳しくは、
またルフェーブル大司教様の伝記『マルセル・ルフェーブル大司教――地上に降った宝石エコンを作った男』の 第3章 ローマ神学生時代(-1930年)の翻訳が完了しました。どうぞ次をご覧下さい。
天主様の祝福が兄弟姉妹の皆様に豊かにありますように! トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭) |