マニラのeそよ風

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第133号 2003/05/04 復活後第2主日


救われる者は全て、天主の御子の姿に似るために、
この世ではマリアのご胎の中に隠されている。
かれらはそこで、この良き母から保護され、
養われ、胎教を受け、すくすくと成長していく。
かれらが死ぬとすぐ、マリアはかれらを、こんどは栄光の命に産む。
聖アウグスチノ

アヴェ・マリア!

兄弟の皆様、
 「童貞聖マリアに対するまことの信心」の続きをお読み下さい。(マリア様についてのお話を、お友達にもご自由に転送したりして知らせてあげて下さい。)

トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭)


童貞聖マリアに対するまことの信心


9. 全地は童貞聖マリアの栄光で満ちている。とりわけ、童貞聖マリアを自分らの保護者というタイトルで尊敬している諸王国、地方、教区、町々など、キリスト信者たちのいるところにおいてそうである。多くのカテドラルは、童貞聖マリアの名のもとに、天主に献堂されている。童貞聖マリアの名誉のためにある祭壇のないような教会は一つもない。それによってあらゆる種類の病が癒され、あらゆる種類の善が得られた童貞聖マリアの奇跡の御影ということは、どんな地方どんな郡部でもある。童貞聖マリアの栄誉をたたえるためにどれほど多くの信心会や使徒職があり、童貞聖マリアのお名前を冠しそのご保護のもとにある修道会が、どれほど多いことか。全ての信心会の多くの男女の会員と、全ての修道会の多くの修道士・修道女が、聖母への賛美を公にし、聖母の憐れみをのべ伝えている! 小さな幼な子までが、口ごもりながら、“めでたし”をとなえて賛美している。罪人さえ、その罪に固まりながらも、聖母への信頼の火種を持っている。地獄の悪魔でさえ童貞聖マリアを恐れ尊敬している。


(第一章 「私たちがいとも聖なる童貞への信心を持つ必要性」、第一節 「マリアに対する信心の必要性」より)


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