マニラのeそよ風

 トップ  >  「マニラのeそよ風」一覧

第132号 2003/05/03 聖母の土曜日


もし誰かが、成文のものであれ不成文のものであれ、
教会の聖伝を全て捨て去るものは、排斥される。
(ニケア第二公会議:8世紀)

アヴェ・マリア!

兄弟の皆様、
 聖ルイ・マリ・グリニョン・ド・モンフォール著「童貞聖マリアに対するまことの信心」の続きをお読み下さい。(マリア様についてのお話を、お友達にも転送したりして知らせてあげて下さいね。)

トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭)


童貞聖マリアに対するまことの信心


8. 来る日も来る日も地の果てから果てまで、天のいと高きところで、深き淵の深みで、全ては感嘆すべき童貞聖マリアをのべ伝え、公言している。天使の九つの階級、あらゆる性別・年齢・身分・修道会の人びとが、善人も悪人も、地獄の悪魔まで、いやが応でも、童貞聖マリアを“しあわせな方”と呼ばねばならない。真理の力によって。

聖ボナベントゥラが言うように、天国では、全ての天使らが絶えまなく聖母に向かって、「Sancta, sancta, sancta Maria, Dei Genitrix et Virgo 聖なるかな、聖なるかな、聖なるマリアかな、天主の御母にして童貞よ」と叫び、毎日、何百万回、何千万回も、天使たちの祝詞である“Ave, Maria, めでたし、聖寵満ちみてる童貞聖マリア、云々”を捧げ、また、童貞聖マリアの前にひれ伏し、聖母の命令の一つでも戴き受けるという名誉を受ける恵みを願う。聖アウグスチノは、天の全宮廷の長である聖ミカエル大天使までもが童貞聖マリアにあらゆる種類の賛辞、栄誉を自らささげ、また他の者にもささげさせることに最も熱心であり、童貞聖マリアのご命令一下すぐどこへでも、聖母の下部たちの誰かに奉仕する名誉を持とうと、常に待機の体制を取っている(申命記10・13/ヘブル1・14参照)。


(第一章 「私たちがいとも聖なる童貞への信心を持つ必要性」、第一節 「マリアに対する信心の必要性」より)


罫線


私たちの信仰が昔の信仰と同一ものであるように確実に保て。
このことを否定するものは教会の一致を崩壊させるものである。
(聖トマス・アクイナス)