マニラのeそよ風

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第72号 2003/01/08

ルフェーブル大司教
ルフェーブル大司教

アヴェ・マリア!

 聖ピオ10世会のニュースをお送りします。

◎ ボルドー(フランス)の聖エロワ教会(L’Eglise Saint-Eloi)

 聖エロワ教会は、フランスのアキテーヌ地方で最も由緒ある教会です。

 聖エロワ(588年生―659年帰天)の死後ちょうど500年の後、1159年に最初の石が置かれて以来、ローマ洋式の聖堂は、後に小教区になり、ついには今ある立派な聖堂にとして、約10世紀の間、ボルドーの都市の生活の中心、ボルドーの人々の誇りでした。

 しかし、この歴史的文化財である宗教建築は、新しいミサが現れてすぐの1973年、その宗教的使命を終えてしまいました。ミサ聖祭のために使われない教会の建物自体は破損していき、司教区は教会を違法移民者たちのハンスト集会の場と変えてしまいました。勿論、自然の成り行きで、違法移民者たちは当然のように教会を破壊し、聖像を傷つけ、祭壇を荒らしました。

 1983年、見るに見かねたボルドーの人たちが聖エロワ教会保存委員会を結成しました。
 その同じ年、ルフェーブル大司教はボルドーの市長(司教ではありません)に、この文化宗教遺産を聖ピオ10世会が使う許可をくれるように、願っていたのでした。

 そして、ボルドー市は聖エロワ教会の復興のために、今から1年前の2002年1月29日に、この教会を聖ピオ10世会が使う許可を出しました!
 そこで、昨年9月22日から聖エロワ教会は、宗教的建築物として復活したのです。

 詳しくは、次のサイトをご覧下さい。
link http://www.eloi.asso.fr/

 天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭)